◇自然素材の持つ優しさ

住屋では、床や壁などの素材には、無垢材や漆喰・珪藻土など、できるだけ自然の素材を提案したいと考えています。その最も大きな理由は、人に優しい素材であるということです。
家の中は癒される空間でなければいけません。冷たくて人工的な素材ではなく、温かみがあり自然に呼吸してくれる素材を使うことで、人を癒してくれる心地よい空間が実現するのだと思います。
小さな子どもが裸足になり、床に寝っ転がって遊ぶ姿はとてもほほえましいものです。



一方、自然素材は施工の難しい素材でもあります。よって合理性だけを求める大手ハウスメーカーやローコストメーカーでは、あまり積極的に採用していません。
細かい現場仕事を得意とする、住屋だからこその得意分野なのかもしれません。
これからも、その得意な仕事を活かして、素材感のある優しい家づくりを続けていきたいと思っています。

◇時が経つほど味わいを持つ

自然素材のもう一つの良さは、時間が経つほどに味わいが深まっていくことです。
新建材などの人工的に造られた素材は、新品の時が最もきれいで、時間が経つほど古臭く味気なくなっていきます。
それに対して、自然素材は住んでからも独特の風合いを醸し出すようになり、益々愛着を持てる家になるのです。
外壁材に一部、木を貼ったりすることもご提案します。一定のメンテナンスは必要ですが、時間が経つとだんだんと色が変わり味わいある素材感を醸し出します。
庭の植栽と相まって、街並みに溶け込みながらも存在感のある家になることでしょう。

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